ちゃんぽん (こってり)800円、ちゃんぽん (あっさり)800円+替玉50円
「噂のチャンポンしんのうすけ」は、国道176号線の新三田駅の東側で営業中である。
外観は、とんこつチックな黒。しかし、なぜ、とんこつの店は黒が多いのだろうか?「黒い外観=とんこつラーメン」はすでに日本の常識であろう。
店内に入ると、床は黒で統一され、壁などは木質系でそろえられている。少し寒いと感じるが、店内には膝掛けが完備されている。心優しいおもてなしである。
店の壁にはお客さんの写真が所狭しと飾られているのだが、これは激辛ラーメンを制覇すると写真が飾られるようである。
ラーメン調査隊の見解では、激辛を食べられるのは、鈍いだけなのだが・・・
そして、激辛を売りにする店は、味で勝負できないから、辛いだけで売っている印象がある。ちょっと心配したのだが、この店は美味かったので、その点では安心した。
店内の客席は、テーブル席が2つとカウンター席が10席強。若い兄ちゃん二人で店を廻している。
よく見るとメニューはかなりのマニアックさが漂う。よく見てほしい。
「麺なしチャンポン」
なんだこれは?ラーメンのカテゴリーではないのではないのか?
「汁なしチャンポン」
なんだこれは?皿うどん系?スパゲッティー系だろうか?
「具なしチャンポン」
素ラーメンと呼ぶべきものだろうか?なんとかラーメンとは言えよう。
これらを頼むのは少し勇気がいるが、今日のお客さんを見ている限り、注文者はいなかった。
写真を見ると結構すごい。二郎系じゃないかと思う勢いである。ここは「ちゃんぽん」を頼むしかなかろう。注文時に「こってり」か「あっさり」かを聞かれた。メニューにはないようだが、必須項目のようである。
今回は、隊長は「こってり」を、H調査員は「あっさり」をチョイスした。
卓上には、基本トッピング材が載っています。生ニンニクもしっかり完備。「ニラ」「しょうゆ」「酢」「カレー粉」「のり」はスタッフに言えば持ってきてくれるらしい。「カレー粉」ってすごいな。
壁には「にんにくを入れましょう」の標語が人々をいざなう。心にしみる言葉です。
客は夫婦と作業員風の男性1人だけで、少し寂しい客の入りだったが、、帰るころには結構出入りが多くなった。
これが「激辛ラーメン」のメニューである。辛さとともに値段が上がるのは仕方ないが、私は鈍い男ではないで黙殺。
ちゃんぽん(こってり)到着
ちゃんぽんらしく、「ネギ」、「モヤシ」、「玉ねぎ」、「豚肉」、「キャベツ」、「キクラゲ」などが載ってる。でも、ちょっと写真と違うよなぁ・・・この手のパターンは調査隊の好みではない。
ドロッとした感じのスープである。塩っ気が強いね。
麺は、焼きそば的な麺でしっかりした太めである。
しかし、どんぶりの開口面積は広いのだが、深さがあまりないので具と麺をいじるとこぼれてしまう。
ちゃんぽんのどんぶりは、ラーメン界で最大であると認識しているが、ここでは大げさに言えば、チャーハン皿を大きくして少し深くしたようなどんぶりが使用されている。
長浜ラーメンや播州ラーメンはどんぶりが小さいことが常識的なイメージを持っているラーメン好きも多かろうと思うが、ちゃんぽんはどっちゃり具が載って麺も多めというイメージがなかろうか?ちなみに札幌ラーメンのどんぶりが二番手だと思っている。
そう考えると、ここのちゃんぽんは期待したイメージとは少し離れている。
いい味を出しているので、もう少し期待に応えてほしい。
実際、うまかったので、替玉も注文してしまったわけである。
替玉はなんと50円。これは安いぞ!
そして、替玉もメニューに書いていないが、「細麺」と「太麺」を選ばなくてはならない。「太麺」は1分20秒間茹でるので、時間がかかると言われた。1分20秒が長いとは思わないが、そういわれたので、「細麺」をチョイス。
20秒もかからず(イメージです)出てきた。
元の麺と比較できるように太麺を盛り上げて撮影しました。
細麺は、すぐに食べてはいけない。スープになかなかなじまないのだ。素の麺の味しかしない。そのため、スープに漬けてしばし寝かせて待つのだ。
しかし、スープが少ないなあ。替玉食べるために計算して食べなければならないのかもしれないが、どんぶりの浅さが災いしていると思う。
しかし、寝かせた後の細麺はうまい。
ちゃんぽんは、太麺と相場が決まっているが、このスープには細麺の方が合う。次来たとき最初から細麺の選択が可能なら細麺を選択しようと思う。
スープと麺のバランスがスープスパゲティみたいになっているが、まあ、なんとも言えないが、ちょっと値段が高いなあと感じる。
しっかり食べた証拠である。なお、レンゲがアルミ製で小さく短い。ちょっと使いづらいぞ。
H調査員チョイスのちゃんぽん(あっさり)である。
「あっさり」の方は、かつお節がどっさりのっかっている。スープをすすると「こってり」と比べて「かつお節」が入ってるどうかだけの違いしか私には分からなかった。
しかし、後味に「かつお」の風味が残るだけで、味わいの違いが大きく異なる。
H調査員は、「あっさり」は、もっとあっさりした塩ラーメン的なものを期待したのだが、しっかりした「ちゃんぽん」だった。いわゆる「ちゃんぽん」のイメージからすると、量が少ないなあ。野菜がもっとがばっと載ってないとなあ・・・
との感想である。隊長とほぼ同じ意見である。
噂のチャンポンしんのすけ(三田市)
調査NO.061
評価 ★★★☆☆
調査地 三田市 福島471ー3(国道176号「新三田駅前」交差点の北東角)
駐車場 11台
営業時間 11:00~15:00,18:00~23:00
定休日 火曜日
調査日 2019.1.18(金)昼 隊長、H調査員
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